就職が決まると身のまわりの環境も変化するため、それに合わせてやらなければいけない手続きも増えてきます。
そこで今回は、就職したときに必要な手続き「ハローワークで行う手続き」「健康保険の切替」「年金の切替」「再就職したときの住民税の支払方法」を一度に調べられるようにまとめてみました。
再就職をしたときに行う身のまわりの手続きを調べている人がいたら、ぜひ参考にしてみてください。
再就職したときに必要な手続き
ハローワークで行う手続き
ここでは、失業手当の受給期間中に再就職が決まった人が、ハローワークで行う手続きについてまとめています。
ハローワークに報告する
ハローワークで失業手当をもらっている方は、再就職が決まると、ハローワークへ報告する必要があります。
こちらの記事では、再就職が決まったときにハローワークで行う手続きの内容や手順などを確認することができます。
▶再就職が決まった!ハローワークに提出する採用証明書の書き方と記入例
再就職手当の申請
再就職が決まったときに、失業手当の所定給付日数(失業手当がもらえる日数)が3分の1以上残っている場合は、再就職手当を受給することができます。
この再就職手当は、手続きをしないともらうことができませんので、事前にチェックしておくことをおススメします。
こちらでは、再就職手当の支給額や支給条件を確認することができます。
▶ハローワークの再就職手当はいつ?いくらもらえるの?計算方法と支給日数
また、再就職手当の申請方法をお調べの方がいたら、こちらで申請方法や必要書類を確認することができますので、よろしければ参考にしてみてください。
▶ハローワーク再就職手当の申請方法と支給申請書の書き方を記入例で確認
就業促進定着手当のもらい方
再就職手当をもらった人が対象になりますが、再就職後に以前より給与が減ってしまう場合は、その減収分がカバーされる「就業促進定着手当」という制度があります。
就職してからだと忙しくて調べる時間がなくなってしまうと思いますので、よろしければ、この機会に確認してみてください。もらえるものは、もらわないと損ですからね。
▶就業促進定着手当っていくらもらえるの?支給額の計算方法と申請期限
また、就業促進定着手当の申請方法をお調べの方がいたら、こちらで申請方法や必要書類を確認することができますので、よろしければ参考にしてみてください。
▶就業促進定着手当の申請方法と支給申請書の書き方を記入例で確認!
就業促進定着手当のもらい方
再就職までの期間が長期化しそうな人(就職困難者)には、再就職手当の代わりになる「常用就職支度手当」という制度が用意されているのをご存じですか?
この「常用就職支度手当」には再就職手当のような期間の縛りがないため、支給残日数が1日でも残っていればもらえる手当です。
▶常用就職支度手当の支給要件・申請方法をハローワークで聞いてみた!
雇用保険被保険者番号がわからない場合は?
転職したときは、会社側から「雇用保険被保険者番号」を尋ねられますが、この「雇用保険被保険者番号」というのは、こちら↓の「雇用保険被保険者証」に記載されている番号です。
しかし、「雇用保険被保険者証」が手元にないという人も多いと思います。
「雇用保険被保険者証」は最寄りのハローワークで(本人が本人確認書類を持参すれば)即日再発行することができますが、「番号がわからない」という場合は、就職先に「前に働いていた会社名と所在地」を伝えればokです。(あとは、ハローワーク側で照会を行い手続きが進められます。)
※前の会社を退職してから7年以上経過している場合は、雇用保険被保険者番号は新しい番号になります。
健康保険の切替手続き
就職をしたときは、今加入している健康保険を切替える手続きが必要です。
対象になる人は、現在、国民健康保険に加入している人、任意継続保険に加入している人、親や夫(妻)の扶養に入っている人で、就職後は就職先の会社で健康保険に加入する人です。
国民健康保険に加入している人
国民健康保険に加入している人は、再就職先の会社で新たに社会保険(健康保険・厚生年金など)に加入するため、国民健康保険の脱退手続きが必要です。
こちらの記事では、国民健康保険を脱退するタイミングや手続方法を確認することができます。
▶国民健康保険の脱退手続きは「いつまで?」期限や必要書類を確認
忙しくて手続きに行く時間が取れない人は、「郵送手続き」がおすすめです。
▶超簡単!国保の脱退は郵送手続きがおススメ!必要書類と記入例を確認
国民健康保険から脱退した場合、保険料はいつの分まで支払うのか?調べている方がいたら、こちらの記事を参考にしてみてください。
▶<国民健康保険>月の途中で加入orやめたときの保険料の支払いは?
中には、脱退手続きを忘れて二重に保険料を支払ってしまうケースも発生しています。国保の脱退手続きは、会社で社会保険に加入しても自動的に行われないため、注意してください。
保険料を二重で支払っていた場合は、返金手続きを取るようにしてください。
▶国保の脱退忘れ!二重払いした保険料の返金手続きと還付までの期間を確認
任意継続に加入している人
任意継続に加入中の人も、就職が決まると、新たに就職先の会社で社会保険(健康保険・厚生年金など)に加入するため、任意継続の脱退手続きが必要です。
再就職が決まったときの任意継続脱退手続きについては、こちらの記事を参考にしてみてください。
▶<社会保険の任意継続>資格喪失後はどうすればいい?手続き内容を確認
親や夫(妻)の扶養に入っている人
現在、親や夫(妻)の扶養に入っている人も、就職が決まると新たに就職先の会社で社会保険(健康保険・厚生年金)に加入するため、扶養から外れる手続きが必要です。
こちらでは、扶養から外れるタイミングや手続方法を確認することができます。
▶<学生・専業主婦>就職するときに扶養から外れるタイミングはいつ?
社会保険(健康保険・厚生年金)加入手続き
会社に就職をすると入社日から会社の健康保険・厚生年金(共済年金)に加入することになります。
こちらの記事では、就職したときの社会保険(健康保険・厚生年金)加入手続きや提出書類、保険証が発行されるまでの期間などをまとめています。
▶就職したときの社会保険加入手続き、入社日に会社に提出する書類を確認!
年金の手続き
現在、国民年金に加入している人が、就職先で新たに厚生年金(共済組合)加入した場合、国民年金をやめる手続きは自動的に行われます。
紛らわしいですが、健康保険の脱退手続きは自動的に行われませんが、年金は自動的に切り替わることになっています。
「何月分までの国民年金保険料を支払う必要があるのか?」や「国民年金保険料を払い過ぎたときはどうなるのか?」など調べている方がいたら、こちらの記事を参考にしてみてください。
▶就職したときに国民年金をやめる方法!払い過ぎた保険料はどうなる?
また、国民年金の免除を受けている人で、「年金の免除期間中に就職が決まったときは、どのような手続きが必要なのか?」調べている人もいると思います。
こちらの記事では、年金免除を途中でやめるときの手続きについて、年金事務所で確認した内容をまとめていますので、よろしければ参考にしてみてください。
▶年金免除期間中に就職が決まったら?年金免除をやめるときの手続方法
再就職したときの住民税
現在、住民税を納付している人や退職前(前年)に収入があった人は、就職後の住民税の支払い方法はどうなるのか?気になる人もいると思います。
こちらの記事では、再就職後の住民税の支払方法についてまとめていますので、よろしければ参考にしてみて下さい。
▶退職後の住民税はどうなる?支払方法と無職の翌年の住民税を確認
最後に
就職後は、職場の環境に慣れるまでバタバタしていて手続きを忘れてしまうことが多いと思いますが、今回の記事で紹介したハローワークでの給付金や国保の脱退手続きなど、知らないと損をしてまうケースもありますので、できれば就職する前に一度確認するようにしてください。