会社に就職をすると会社はまず、新入社員の社会保険(健康保険・厚生年金)の加入手続きを行います。

この手続きには、本人の「基礎年金番号」が必要になるため、入社時に年金手帳の提出を求められる場合がありますが、20歳未満で初めて就職する人の中には「そもそも年金手帳を持っているかわからない…」という人もいると思います。

そこで今回は、20歳未満の方で、会社から年金手帳の提出を求められたときはどうすればいいのか?その対処法についてまとめてみましたので、よろしければ参考にしてみてください。

就職先で年金手帳の提出を求められたら?

未成年 就職 年金手帳

国民年金は、日本国内に住む20歳以上~60歳未満の人が加入することになっていますが、高卒で初めて就職する人など、20歳未満の人でも社会保険に加入する条件を満たした場合は、「第2号被保険者」として厚生年金に加入することになります。


ですが、今まで国民年金に加入していないため、当然、「年金手帳」がありませんよね。


そこで、20歳未満(未成年)の方が就職したときに会社から年金手帳の提出を求められた場合は、次のように対応してください。


初めて就職する方

20歳未満(未成年)で初めて就職する方は、年金手帳を持っていないので、「未成年で就職するのは今回が初めてなので、年金手帳は持っていません!」と、伝えてください。


20歳未満(未成年)の方で年金手帳がない場合でも、会社は「基礎年金番号なし」で、社会保険(健康保険・厚生年金)の加入手続きを進めることができますので、特に問題ありません。


(手続きが完了すると「年金手帳」が発行される仕組みになっています。)

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過去に就職したことがある方

20歳未満の人でも、過去に就職して厚生年金に加入していた人は、年金手帳が発行されているはずなので、ご自宅の保管場所を確認して、提出するようにしてください。


探しても年金手帳が見当たらない場合は!?

これまで、年金手帳を紛失した場合は、年金手帳の再発行が可能でしたが、令和4年4月1日~年金手帳自体が廃止されたため、再発行することができなくなりました。

今後は、年金手帳の代わりに「基礎年金番号通知書」が交付されることになりますので、詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください。

年金手帳が廃止!令和4年以降~年金手帳を紛失したときの対処法


以上が、20歳未満の人が就職先で年金手帳の提出を求められたときの対処法となります。

最後に

就職したときに会社から「年金手帳を提出するように!」と言われて、どうすればいいか?わからなくて困っている人がいたら、今回の記事の内容を参考にしてみてください。


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