先日、レンタルオフィスやバーチャルオフィスを契約している方の家賃支援給付金についての記事を書きましたが、記事を作成しているときに「賃貸借契約書はあるけど、契約書に賃料が記載されていない場合は、どうすればいいのか?」という疑問が湧いてきました。
レンタルオフィスやバーチャルオフィスでは「更新」がないケースもあり、賃料や契約期間が記載されていない契約書を持っている方もいると思います。
そこで今回は、「賃貸借契約書に賃料が記載されていない場合は、どうすればいいのか?」申請要領にも記載がなかったため、コールセンターで確認してみましたので、調べている方がいたら、チェックしてみてください。
※家賃支援給付金の申請受付は2021年2月15日で終了しています。
<家賃支援給付金>賃貸借契約書に賃料が記載されてない場合は?
以下、コールセンターで確認した内容です。
(私の質問)
「賃貸借契約書は手元にありますが、その契約書に賃料が記載されていない場合は、どうすればいいですか?」
(コールセンターの回答)
その場合は、今お手元にある「(賃料が記載されていない)賃貸借契約書」と「(様式5-4)賃貸借契約書等証明書(契約書等が存在しない場合)」の両方を添付して申請するようにしてください。
「(様式5-4)賃貸借契約書等証明書(契約書等が存在しない場合)」だけでも良さそうですが、審査をスムーズに進めるためには、両方あった方が良いということでした。
つまり、賃貸借契約書に賃料が記載されていない場合でも上記の2つの書類を用意すれば申請することができるということです。
「(様式5-4)賃貸借契約書等証明書(契約書等が存在しない場合)」という書類は、家賃支援給付金を申請するときに賃貸借契約書がない場合に記入する書類ですが、賃貸借契約書に賃料が記載されていない場合でも記入して申請することができるということです。
(様式5-4)賃貸借契約書等証明書(契約書等が存在しない場合)
記入方法についてもコールセンターで確認してみましたので、下記参考にしてみてください。
(様式5-4)賃貸借契約書等証明書(契約書等が存在しない場合)の記入例
「(様式5-4)賃貸借契約書等証明書(契約書等が存在しない場合)」には、法人等向けと個人事業主向けがありますが、どちらも経済産業省HPの様式集からダウンロードすることができますので、必要な方はチェックしてみてください。
家賃支援給付金を申請するときには、賃貸借契約書の他に「直近3ヶ月分の家賃を支払ったことを証明する書類」や「売上が減少したことを証明する書類」などが必要です。
詳しくは、こちらの記事でも解説していますので、よろしければあわせて参考にしてみてください。
▶最大600万円!家賃支援給付金(法人・個人事業主)の支給額の調べ方
<東京都限定>家賃支援給付金の上乗せ給付が決定!
東京都独自の家賃支援給付金制度が創設されました!中小企業(法人)で最大375,000円、個人事業主(フリーランス含む)の場合は最大187,500円が申請するだけでもらえますので、よろしければチェックしてみてください。
2020年8月28日(金)から下記に該当する方の申請がスタートします!
- 2020年1月~3月に創業・開業された方
- 前事業者の死亡により2020年4月2日以降に事業承継された方
- 2020年1/1~12/31までに創業・開業した方で、2019年中の売上はないが、2020年1月1日~3月31日までの間に売上がある方
▶<家賃支援給付金>今年1月~3月創業・開業した人の給付条件と必要書類
最後に
今回の賃貸借契約書に賃料が記載されていなかった場合の対処法については、レンタルオフィスやバーチャルオフィスを利用している人に限らず、一般的なオフィスや店舗、駐車場などを契約している場合でも同様の書類で申請することができます。
大家さん(賃貸人)のサインをいただく必要があるため、多少手間にはなりますが、賃料6ヶ月分が一括支給されるのは大きいと思いますので、ぜひ申請を検討してみてください。