今回は、年の途中で会社を退職し、その後年末まで就職していない人を対象にした確定申告について、とても簡単な国税庁の確定申告作成コーナーを利用して確定申告書を作成する方法をご紹介します。

年末調整を受けず、そのまま確定申告をしなくても問題ありませんが、会社はその人が1年間働く前提で所得税を計算して、毎月給与から天引きしていますし、退職後に支払っている国民年金や国民健康保険料は所得から差し引かれていないため、年の途中で退職した人の場合、税金が戻ってくるケースが多いです。

今回の記事では、確定申告書の作成途中に還付される金額を確認することができますし、住民税も安くなる可能性が高いので、是非、この機会に確認してみてください。

※新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐため、確定申告の期限が令和2年4月16日(木)まで延長されることになりました。

事前に用意するもの

まず、確定申告書の作成には下記の書類が必要になりますので、事前に準備してください。

  • 令和元年分の源泉徴収票
  • ※退職後に発行された源泉徴収票

  • 国民年金保険の控除証明書
    ※退職後、国民年金に加入して保険料を納めている場合
  • 国民健康保険料の支払額がわかるもの(領収書や通帳など)
    ※退職後、国民健康保険に加入している場合

その他、生命保険料や地震保険料を支払っている人は、保険会社から送られてきた控除証明書をご用意ください。

国民年金保険料控除証明書を紛失した場合は、再発行が可能です。よろしければ、こちらの記事を参考にしてみてください。
社会保険料(国民年金保険料)控除証明書が届かないときの対処法!

<令和元年分>年の途中で退職した人の確定申告書の作成方法

それでは、年の途中で退職した人の確定申告書の作成方法を順番に解説していきます。

①国税庁のHPを開く

今回は、国税庁の確定申告書作成コーナーから申告書を作成しますので、国税庁HPの【所得税の確定申告】を開き、下記の「確定申告書等の作成はこちら」をクリックしてください。

令和元年 確定申告①


②確定申告書等作成コーナー

確定申告②

確定申告作成コーナーが表示されますので、「作成開始」をクリックしてください。



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③税務署への提出方法の選択

確定申告③

e-Taxは事前登録やカードリーダの購入が必要になるため、今回は「印刷して提出」をクリックします。


④申告書等印刷を行う前の確認

確定申告④

OSや利用規約等を確認し、「利用規約に同意して次へ」をクリックします。


⑤作成する申告書等の選択

確定申告⑤

【令和元年分の申告書等の作成】の▼をクリックすると下記に表示されますので、「所得税」をクリックしてください。


⑥入力方法選択

確定申告⑥

【給与・年金の方】の「作成開始」をクリックします。


⑦申告書の作成をはじめる前に

確定申告⑦

内容を確認して、「次へ」をクリックします。


⑧提出方法の選択等

確定申告⑧

作成する確定申告書の提出方法には、すでにチェックが入っていますので、その下の【申告される方の生年月日】をプルダウンメニューから選択し入力してください。終わりましたら、「入力終了(次へ)」をクリックします。


⑨所得の種類選択

確定申告⑨

【給与のみ】を選択し、「入力終了(次へ)」をクリックします。


⑩給与所得の内容等選択

確定申告⑩

①給与支払者の数を選択します。(源泉徴収票が2枚ある場合は、「2か所以上」を選択してください。)

②続いて、「年末調整の状況」には「年末調整を行っていない。」を選択し、③「入力終了(次へ)」をクリックします。


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⑪収入・所得金額の入力

確定申告⑪

まず、「入力する」をクリックします。

すると、下記のページが表示されますので、【年末調整済みでない源泉徴収票の入力】の「入力する」をクリックしてください。
確定申告⑫


続いて下記の【給与所得の入力】画面が表示されます。
確定申告⑬

こちらは、源泉徴収票を見ながら「①支払金額」「②源泉徴収税額」「③社会保険料等の金額」「④支払者(所在地・名称)」を入力し「入力内容の確認」をクリックしてください。


確定申告⑭

入力内容を確認し、「次へ進む」をクリックします。


確定申告⑮

続いて「入力終了(次へ)」をクリックします。


⑫所得控除の入力

年の途中退職 確定申告

こちらでは、該当する控除がある場合に「入力する」をクリックして、その金額を入力してください。

※社会保険料控除には先ほど入力した源泉徴収票の金額が反映されていると思いますが、退職後、国民年金や国民健康保険に加入している方は、その金額も入力してくださいね。


入力方法は次のとおりです。

確定申告⑯

【社会保険料控除】欄のとなりにある「訂正・内容確認」をクリックします。


確定申告⑰

すると、下記の画面が表示されますので、「入力する」をクリックしてください。

確定申告⑱

ここで【社会保険料控除の入力】画面が表示されますので、①「社会保険料の種類」を選択し、②「支払保険料」を入力してください。国民年金や国民健康保険など、2種類以上入力する場合は、「続けてもう1件入力」をクリックして同じように入力をしてください。

終わりましたら、「入力内容の確認」をクリックしてください。



確定申告⑲

入力した内容を確認して「次へ進む」をクリックします。



確定申告⑳

再び【所得控除の入力】画面に戻りますので、その他に該当する控除があれば入力してください。入力が終わりましたら「入力終了(次へ)」をクリックします。


⑬税額控除等の入力

確定申告㉑

こちらも該当する控除があれば入力してください。入力が終わりましたら「入力終了(次へ)」をクリックします。


⑭計算結果の確認

確定申告㉒

ここでは、今まで入力したものが自動的に計算され、還付金がある場合は、還付される金額が表示されます。(納付する必要がある場合は、「納付する金額は、、、」と表示されます。)

金額を確認したら「次へ」をクリックします。


⑮住民税等に関する事項の入力

確定申告㉓

①【給与・公的年金等に係る所得以外の所得に係る住民税の徴収方法の選択】
こちらは、住民税の支払い方法について聞かれていますので、今回は会社を退職しているため、「自分で納付」を選択します。

退職後の住民税について調べている方はこちらの記事も参考になると思います。
退職後の住民税はどうなる?支払方法と無職の翌年の住民税を確認


②【16歳未満の扶養親族の有無】

「あり」「なし」のいずれかを選択してください。

令和元年12月31日時点で16歳未満の扶養親族がいる場合は、その方の氏名・続柄・生年月日・別居の場合の住所を入力してください。

(「扶養控除の入力」画面で、16歳未満の扶養親族を入力した場合は、「住民税・事業税に関する事項の入力」画面へその情報が自動で引き継がれています。)



③【別居の控除対象配偶者・控除対象扶養親族の有無】

「あり」「なし」のいずれかを選択してください。

控除対象配偶者・控除対象扶養親族・事業専従者がいて、別居している場合は「あり」を選択して、その方の氏名と住所を入力してください。



選択が終わりましたら、「入力終了(次へ)」をクリックしてください。


⑯還付金額について

こちらでは、還付金の受け取り方法などを設定していきます。

【受取方法の選択】
確定申告㉔

まず、還付金の受け取り方法を選び選択してください。

【ゆうちょ銀行以外の銀行等への振り込み】を選択した場合は、銀行口座等の入力画面が表示されますので、還付金を受け取る銀行口座の情報を入力してください。


一部のネット銀行では、還付金を受け取ることができないので、ご注意ください。
<確定申告の還付金>受取れるネット銀行と振込先を間違えたときの対処法


還付金は郵便局の窓口で受け取ることも可能です。
<確定申告の還付金>郵便局の窓口で受取る方法と受取先を変更する手続き



【住所・氏名等の入力】
確定申告㉕

住所・氏名等を入力し、「次へ進む」をクリックします。


⑰マイナンバーの入力

確定申告㉖

マイナンバーを入力し、「次へ進む」をクリックします。


⑱申告書等印刷

最後に「帳票表示・印刷」をクリックして終了です。あとは、プリントアウトしたものを税務署に提出すれば、手続きも完了です。
確定申告㉗

税務署に申告書を提出する際は、退職後に発行された源泉徴収票を添付する必要があります。その他の添付書類については、こちらの記事に詳しくまとめていますので、よろしければあわせて参考にしみてください。

<年の途中で退職した人の確定申告>申告書に添付する書類を確認

最後に

年末調整は、年末に勤めている会社がその年の税金を正しく計算し直す作業です。

しかし、年の途中で退職し、その後年末まで就職をしていない方の場合は、年末調整を受けることができないため、退職後の社会保険料控除(国民年金や国民健康保険料など)を受けることがでず、税金を多く引かれたままというケースが多いです。

確定申告をすることで還付金が戻るだけでなく、住民税を減らすというメリットもありますので、是非、この機会に一度確認してみてください。

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