今回は、年の途中で退職した人が確定申告をするときに添付する書類について、税務署に行って確認してきましたので、よろしければ先日アップした「<令和4年分>年の途中で退職した人の確定申告書を入力だけで作成する方法」とあわせて、確認してみてください。
年の途中で退職した人が確定申告するときに必要な書類
年の途中で退職した人が確定申告するときに添付する書類は、次のような書類です。
各種控除を受ける場合に添付してください。
①国民年金保険料の控除証明書
退職後、国民年金に加入して保険料を納めている場合は、全額社会保険料控除の対象になりますので、申告書に金額を記入して、「国民年金保険料の控除証明書」を添付してください。
②生命保険料や地震保険料の控除証明書
保険会社で生命保険や地震保険等に加入している場合は、控除証明書が自宅に届いていると思います。
各種保険料の控除を受ける場合は、申告書に記入して控除証明書を添付してください。
その他、住宅ローン控除や医療費控除の特例(セルフメディケーション税制)を受ける場合は、別途添付する書類が必要になりますので、ご注意ください。
▶市販薬で節税!医療費控除の特例セルフメディケーション明細書の書き方
③マイナンバーと本人確認書類の提示またはコピーの添付
マイナンバーカード(写真付き)をお持ちの方は1点。通知カードをお持ちの方は、番号確認のほかに本人確認も必要になるため、運転免許証や保険証、パスポートなどの本人確認書類の提示またはコピーの添付が必要です。(※e-Taxで申告する場合は、本人確認書類の提示または写しの添付は不要です。)
添付する書類は原本?コピー?
今回の添付書類①~③について、本日、税務署に確認たところ「基本的には原本を提出してもらうようにしていますが、内容がわかれば特に問題がないので、コピーでも大丈夫です。」ということでした。
最後に
私の職場でも年の途中に退職する人がいる場合は「今年の12月31日までに再就職等をしない場合、来年は確定申告はするようにしてくださいね。」と伝えています。
それは、年末調整ができないためです。
会社はその人が1年間勤務する前提で所得税を計算し、給料から天引きしていますので、税金を多く払ってしまっているケースが多いです。
また、退職後に国民健康保険料や国民年金を支払っている人は、全額社会保険料控除の対象になるため、確定申告をして払いすぎた税金を戻す手続きをおすすめします。