今回の記事では、年末調整のときに会社へ提出する<平成30年分>給与所得者の保険料控除申告書の「生命保険料控除」「地震保険料控除」「小規模企業共済等掛金控除」欄の書き方について解説していますので、よろしければ参考にしてみてください。
今年(令和5年)の年末調整で提出する「令和5年分・給与所得者の保険料控除申告書」の記入方法については、こちらの記事をご確認ください。
<平成30年分>給与所得者の保険料控除申告書の書き方まとめ
今年の「生命保険料控除」「地震保険料控除」「社会保険料控除」「小規模企業共済等掛金控除」は、<平成30年分>給与所得者の保険料控除申告書へ記載することになっています。
▶<年末調整2019>令和元年分・保険料控除申告書の書き方を解説!
昨年、平成29年分は「保険料控除申告書兼配偶者特別控除申告書」1枚に記載していましたが、今年は「給与所得者の配偶者控除等申告書」と「給与所得者の保険料控除申告書」の2枚にわかれていますので、注意してください。
それでは、「①あなたの情報」「②生命保険料控除」「③地震保険料控除」「④社会保険料控除」「⑤小規模企業共済等掛金控除」の記載方法を順番に解説していきます。
「①あなたの情報」の書き方
まず、「所轄税務署長」・「給与の支払者の名称」・「給与の支払者の法人番号」・「給与の支払者の所在地」欄については、会社側で記入するため、記入は不要です。
氏名(フリガナ)
記入例を参考に氏名とフリガナを記入してください。
また、押印も忘れずに。
あなたの住所又は居所
私の勤務先でも「住民票の住所と違うところに住んでいるんだけど、どちらの住所を記入すればいいか?」という質問を受けることがありますが、この住所とは住民票の住所ではなく、実際に住んでいるところの住所を記入することになっています。
「②生命保険料控除」の書き方
「生命保険料控除」は、控除額を計算して記入する必要があるため、別の記事で詳しく解説しています。
こちらの記事では、自動計算ツールを使って簡単に控除額を調べる方法や、「一般の生命保険料」「介護医療保険料」「個人年金保険料」欄の記入方法を記入例で確認することができます。
▶面倒な計算不要!保険料控除申告書の「生命保険料控除」の簡単な書き方
「③地震保険料控除」の書き方
地震保険料控除の適用を受けることができるのは、「地震保険」と「旧長期損害保険」です。
「旧長期損害保険」とは、次の3つすべてを満たす保険です。
「地震保険控除」欄の書き方と控除額の計算方法については、こちらの記事で詳しく解説していますので、よろしければ参考にしてみてください。
▶平成30年分給与所得者の保険控除申告書「地震保険控除」欄の書き方
「④社会保険料控除」の書き方
社会保険料控除とは、あなたが「あなた本人の社会保険料を支払った場合」や「あなたが配偶者や子、その他親族の社会保険料を支払った場合」に受けられる控除です。
ただし、あなたの給与から天引きされている社会保険料(健康保険料、厚生年金保険料、介護保険料、雇用保険料など)は、会社側で計算しているため、「社会保険料控除」欄へ記載する必要はありません。
つまり、あなたが、あなたの給与から天引きされていない社会保険料(配偶者や子、その他の親族を含む)を支払った場合に記載します。
給与からから天引きされていない社会保険料とは、主に次のような保険料です。