2020年4月30日に令和2年度補正予算が成立し、国民一人あたり10万円の「特別定額給付金」が支給されることが決定しました。

すでにご存知の方も多いと思いますが、この「特別定額給付金」をもらうためには、お住まいの市区町村から送られてくる「特別定額給付金申請書」に必要事項を記入して申請する必要があります。(オンライン申請以外)

そこで今回は、「特別定額給付金申請書」の記入例を作成してみましたので、記入方法を調べている方がいたら参考にしてみてください。

特別定額給付金申請書の書き方

「特別定額給付金申請書」には、表面と裏面があり、表面には給付金の支給内容など、裏面は本人確認書類の写しや振込先口座確認用に通帳・キャッシュカードの写しを貼り付ける箇所が設けられています。

特別定額給付金申請書 書き方

※今回は東京都練馬区の特別定額給付金申請書(見本)を使って記入方法を解説しますが、全国的にほとんど違いはありませんので、参考にしてみてください。


それでは、「特別定額給付金申請書」の表面の記入方法を解説していきます。


世帯主(申請・受給者)欄を記入する

特別定額給付金 世帯主

まず、「申請日」を記入します。

申請期限は、市区町村ごとに決められらた受付開始日から3ヶ月以内となりますので、ご注意ください。


続いて、「世帯主(申請・受給者)」欄に世帯主の「氏名」「日中の連絡先」を記入し、押印します。

「現住所」・「フリガナ(氏名)」・「生年月日」については、予め印字されていると思いますので、印字されている内容に間違いがないかを確認してください。(印字されていない場合は、記入するようにしてください。)


Check!
特別定額給付金の受給権は世帯主になります。申請書は、住民票のある市区町村から世帯主宛に世帯全員分の申請書(1世帯1通)が郵送されることになっています。

DV被害等を受け、別の場所に避難している場合は、申請することで世帯主とは別に給付金を受け取ることができます。

<DV被害>住民票以外の住所で特別定額給付金10万円を受け取る方法


「給付対象者」欄を確認する

こちらでは「給付対象者」を確認します。給付対象者は、2020年4月27日の時点で住民基本台帳に登録されている方、つまり住民票をお持ちの方となります。

特別定額給付金 給付対象者

あらかじめ世帯全員の氏名、続柄、生年月日、給付金の合計金額が記載されていますので、誤りがないかを確認し、もし誤りがあった場合は、朱書き(赤字)で訂正してください。



続いて、右側の☐についてですが、今回の特別定額給付金は、支給を「希望者しない」という選択もすることができるようになっています。

Attention!

誤って「希望しない」に✔を入れてしまうケースが多発しています。給付金を受け取るためには、「希望しない」に✔を入れないように注意してください!

(練馬区の場合は、「✔」が入っていても合計金額が修正されていなければ、給付しているということですが、念のため市区町村へ連絡して確認するようにしてください。※登録内容の確認後、修正可能ということです。)



もし家族の中で「希望する人・しない人」が分かれる場合は、その人の「希望しない」欄に「✔」を入れれば、その人の分は支給されないことになります。「✔」を入れた場合は「合計金額」の金額を修正してください。

特別定額給付金 給付対象者 希望しない

(※市区町村によっては「✔」でなく、「希望しない」と記入する場合もあります。)

Check!
家族全員が特別定額給付金の支給を「希望しない」場合は、申請書の返送は不要です。

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受取方法を記入する

こちらには、給付金の受取方法を記入していきます。

特別定額給付金 受取方法 記入例

まず、「口座の有無」から確認します。(※ここでの口座とは、世帯主(申請・受給者)名義の口座となります。)


「金融機関の口座がある」「金融機関の口座がない、または金融機関から著しく離れた場所に住んでいる」のどちらかに✔を記入してください。


(「金融機関の口座がない、または金融機関から著しく離れた場所に住んでいる」に✔を入れた方は、お住まいの市区町村へ連絡して別途案内を受けるようにして下さい。)


「金融機関の口座がある」に✔を入れた方は、特別定額給付金の振込を希望する口座の情報を記入します。


郵便局(ゆうちょ銀行)と銀行口座で記入する欄が分かれています。また、記入はどちらか片方のみとなりますので、両方に記入しないように注意してください。


Check!

市区町村によっては、給付金の振込を希望する口座が「水道料引落口座」「住民税等の引落口座」「児童手当受給口座」で使われている場合は、通帳やキャッシュカードのコピーの添付が不要になる場合があります。

特別定額給付金申請書 受取方法 記入例②

詳しくは、特別定額給付金申請書に同封されている「お知らせ」を確認してみてください。


代理人申請(受給)を行う場合

こちらには、代理の方が申請をする場合に、その代理人の情報を記入します。

代理人申請

本人による申請や受給が困難な場合は代理人が申請(受給)を行うことができます。代理申請については、お住まいの市区町村で確認するようにしてください。

添付書類を確認

こちらには、「本人確認書類」と「受取口座の確認書類」のコピーを貼り付けます。

定額給付金 添付書類

「本人確認書類」とは
  • 運転免許証(コピー)
  • 健康保険証(コピー)
  • 顔写真付き住基カード(コピー)
  • パスポート(コピー)
  • 各種障害手帳(コピー)
  • 介護保険被保険者証(コピー)
  • 公的年金の証書(コピー)
  • 顔写真付きマイナンバーカード(コピー)

のうち、いずれか1点を貼り付けてください。

(外国籍の方は、在留カード(コピー)などが必要です。)


「受取口座の確認書類」とは

金融機関名、支店名、口座番号、口座名義人(カナ)がわかる通帳やキャッシュカードのコピーを貼り付けてください。

(※ゆうちょ銀行の場合は、通帳の表紙内側、見開き2ページを貼り付けてください。)

市区町村によっては、給付金の振込を希望する口座が「水道料引落口座」「住民税等の引落口座」「児童手当受給口座」で使われている場合は、通帳やキャッシュカードのコピーの添付が不要になる場合があります。

最後に、チェックリストの内容を確認して「✔」を入れ、お住まいの市区町村に返送すれば完了です。

申請方法について、こちらの記事で詳しく解説していますので、よろしければ参考にしてみてください。

<現金10万円給付!>特別定額給付金の申請方法~受給までを解説 

最後に

特別定額給付金の支給開始日については、市区町村ごとに異なります。人口の少ない市区町村では、5月から支給が始まっていますが、東京23区などの都市部では、6月下旬~7月ごろになる見通しです。

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