マイナンバーの導入に伴い、令和4年(2022年)4月1日から年金手帳の交付は廃止され、代わりに「基礎年金番号通知書」が交付されることになりました。
これにより、令和4年4月以降に年金手帳を紛失した場合も、年金手帳の再発行でなく「基礎年金番号通知書」が発行されることになりました。そこで今回は基礎年金番号通知書再交付申請書の記入方法について解説します。
基礎年金番号通知書再交付申請書の書き方
基礎年金番号通知書再交付申請書の「事業者情報」・「A.被保険者」・「B.申請内容」欄で記入する箇所を順番に解説していきます。
<基礎年金番号通知書再交付申請書>
事業所情報の記入方法
こちらは、社会保険(健康保険・厚生年金)に加入している人が勤務先を経由して、この書類を提出するときに記入する欄です。
会社が本人にかわって手続きをする場合は会社名等を記入して提出します。(本人が年金事務所や事務センターへ直接提出する場合は、記入不要です。)
A:被保険者欄の記入方法と記入例
①個人番号または基礎年金番号を記入する
個人番号(マイナンバー12ケタ)または基礎年金番号を記入する欄です。
(そもそも年金手帳を紛失しているので、基礎年金番号がわからないという人もいると思います。基礎年金番号は、「国民年金保険料の納付書・領収書」や「ねんきん定期便」で確認することができますが、本日年金事務所で確認したところ、基礎年金番号がわからない場合は「特に記入しないで良い」ということでした。)
続いて、その他、記入例を参考に以下の項目を記入してください。
②生年月日
②生年月日
③氏名
④性別
⑤郵便番号
⑥電話番号
⑦住所
B:申請内容欄の記入方法と記入例
<記入例>
⑧申請事由
年金手帳を再発行する理由を該当するものから選び〇をつけます。今回は紛失なので、「1.紛失」に〇をつけています。
⑨制度の名称
現在加入している保険の種類を選び、「取得年月日」を記入します。取得年月日は保険証に記載されていますので、確認してみてください。
会社を退職し、これから国民年金に切替える場合などは、最後に勤務していた会社で加入していた種類に〇をつけ、「資格喪失年月日」を記入してください。
「資格喪失年月日」は、退職した日の翌日となります。(例えば、3/31に退職した場合、4/1が資格喪失日となります。)
次に、「1.国民年金」または「4.共済組合」以外に〇をつけた方は、その下の欄も記入していきます。
転職の経験がある人は、最初に社会保険(健康保険・厚生年金)に加入した会社名・所在地・取得年月日を記入します。
ただし、取得年月日を覚えている人は少ないと思います。
わからない場合は、空欄でOKです!
最後に、現在の勤めている会社名・所在地を記入します。
ここも社会保険(健康保険・厚生年金)に加入している人が記入する欄です。(国民年金・共済組合に加入している人は記入不要です。)
以上で基礎年金番号通知書再交付申請書の記入は終了です。
最後に
令和4年4月1日以降に年金手帳の再発行を希望する場合は、年金手帳の代わりに「基礎番号通知書」が発行されますので、こちらの「基礎年金番号通知書再交付申請書」を利用してください。