今回は、車の廃車手続き「一時抹消登録」について、手続き方法や必要書類、手数料などをまとめてみました。

「一時抹消登録」の手続きは非常に簡単です。

行政書士や車屋さんに代行を依頼することもできますが、手数料が発生してしまうので、手数料を節約したい方は、今回の記事を参考にご自身でトライしてみてください。

車の廃車手続き「永久抹消登録」と「一時抹消登録」の違い

車廃車手続き 一時抹消登録

自動車の廃車手続きには、「永久抹消登録」「一時抹消登録」の2種類あります。


まず、この2つの違いを確認しておきましょう!

「永久抹消登録」

車を解体(クラップ)して二度と乗れない状態する手続きです。(実際には解体後に抹消登録を行います。)


「一時抹消登録」

車を解体(スクラップ)するわけでなく、一時的に登録を抹消する手続きです。


例えば、海外赴任することになった人が、帰国後にまた車を乗る場合など、一時的に車の使用を休止しておくことができる手続きです。


この手続きをしておくことで、車を所有していても自動車税はかからない状態にすることができます。


それでは、「一時抹消登録」の手続き方法を解説していきます。

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「一時抹消登録」の手続き方法

「一時抹消登録」の手続きは、ナンバープレートに記載されている地域の陸運局や運輸支局の窓口で行うことができます。


例えば、「品川ナンバー」の場合は品川運輸支局で、「横浜ナンバー」の場合は神奈川運輸支局となります。


全国の陸運局・運輸支局はこちらから検索することができます。⇒国土交通省HP>全国運輸支局等のご案内

手続きに必要な書類

ここでは、「一時抹消登録」の手続きに必要な書類や持参するものをまとめています。

  • 所有者の印鑑証明書(発行から3ヶ月以内のもの)
  • 車検証
  • ナンバープレート
  • 手数料納付書(窓口に用意されています。)
  • 申請書(ORCシート第3号様式の2)

その他、所有者の家族など代理の方が申請する場合は、実印を押した委任状が必要です。


また、車検証の住所と現住所が変わっている場合は、戸籍の附表(こせきのふひょう)の提出を求められることがありますので、引っ越しなどで住所変更をしていない場合は事前に運輸支局等で必要書類の確認するようにしてください。

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手数料

印紙代 350円

行政書士などに代行を依頼すると、5,000円以上も手数料がかかる場合がありますので、やはり自分で手続きしたいですよね。


手続きの流れ

それでは、一時抹消登録完了までの流れを確認しておきましょう。

①市区町村の窓口で印鑑登録証明書を取得する


②車検証とナンバープレート2枚を外し運輸支局窓口へ行く


③運輸支局の窓口で手数料納付書に記入をする


④手数料350円の印紙を購入する


⑤申請書「ORCシート第3号様式の2」に必要事項を記入する


⑥一時抹消登録の申請


⑦登録識別情報等通知書(一時抹消登録完了証明書)が発行される



これで手続きは完了です。


「一時抹消登録」の手続き後は、自動車税の還付金を受け取ることができますので、よろしければこちらの記事も参考にしてみてください。
自動車税の還付金はいつ?いくら戻ってくるの?受け取り方法を確認

最後に

「一時抹消登録」は、初めて手続きをする方がほとんどだと思いますが、手続きは非常に簡単です。

また、書類の書き方等についても、窓口に記入例が用意されていますし、分からないことは係員が丁寧に教えてくれますので、是非、ご自身で手続きをしてみてください。

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