マイナンバー制度が始まって少し時間が経っていますが、私同様、これからマイナンバー個人番号カードを申請してみようと思っている方もいると思います。
そこで今回は、「マイナンバー個人番号カード」を郵送で申請する場合の必要書類、手続き方法(申請方法~発行までの流れ)について解説します。
マイナンバー個人番号カードの申請方法
「マイナンバー個人番号カード」の申請は以下の①~④の方法で申請することができます。
①郵送で申請する
②パソコンで申請する
こちらの記事では、パソコンから申請する方法についてまとめています。
▶マイナンバー個人番号カードをPCで申請する方法と発行までの流れを確認
③スマホで申請する
こちらの記事では、スマホで申請する方法についてまとめています。
▶【5分で完了!】マイナンバー個人番号カードをスマホで申請する方法
④街中にある証明用写真機から申請する
今回の記事では「①郵送で申請する方法」について解説していきます。
マイナンバー個人番号カードの郵送申請~取得まで
それでは、マイナンバー個人番号カードを郵送で申請する方法から取得までの流れを確認していきましょう。
手続きの流れは、以下の①~⑤となります。
①個人番号カード交付申請書を用意する
マイナンバー制度は、平成28年1月からスタートしていますが、「マイナンバー通知カード」の配布はその前の平成27年10月ごろからスタートしていました。
こちらに見覚えありませんか?
出典:総務省ホームページ
(※左側が表面、右側が裏目の1枚となっています。)
「個人番号カード交付申請書」とは、この↓赤枠の部分です。
マイナンバー通知カードの配布から既に5年近く経っていますので、失くしてしまった方や捨ててしまった方もいると思います。
「個人番号カード交付申請書」が見当たらない場合は、地方公共団体情報システム機構<マイナンバーカード総合サイト>から、ダウンロードすることが可能です。
<個人番号カード交付申請書兼電子証明書発行申請書>
ダウンロードはこちら⇒「個人番号カード交付申請書兼電子証明書発行申請書」
(※このあと、記入例を作成していますので、そちらも参考にしてみてください。)
②個人番号カード交付申請書を記入する
続いて、「個人番号カード交付申請書」に必要事項を記入していきます。
こちら↓の申請書をお持ちの方は、まず、氏名・住所等、印字されている内容に間違いがないか確認して、以下の①~⑧を記入していきます。
①電話番号を記入
日中連絡の取れる電話番号を記入してください。携帯番号でもokです。
②外国人住民区分
こちらは外国人の方のみ記入する欄です。
③点字表記
マイナンバー個人番号カードに点字表記を希望する場合は、□を黒で塗りつぶしてください。
④申請日を記入する
申請する年月日を記入します。
⑤申請者の氏名を記入する
申請者本人が署名するか、記名・押印をしてください。
⑥「署名用電子証明書」と「利用者証明用電子証明書」の発行有無
「署名用電子証明書」と「利用者証明用電子証明書」を発行する場合はそのままで、発行を希望しない場合は□を黒で塗りつぶしてください。
□を塗りつぶすと、電子証明書が発行されませんので、注意してくださいね。
尚、15歳未満の方、成年被後見人の方には原則発行されないことになっています。
⑦代理人記入欄
15歳未満のお子さんや、成年被後見人の方が申請を行う場合は、法定代理人の方が「代理人記載欄」に氏名等を記入してください。
⑧顔写真を貼り付ける
写真サイズ「縦4.5cm×横3.5cm」の顔写真を貼り付けます。写真には以下の条件がありますので注意してください。
その他、顔写真のチェックポイントはこちらでも確認することができます。⇒マイナンバーカード総合サイト<顔写真チェックポイント>
「個人番号カード交付申請書兼電子証明書発行申請書」をダウンロードして記入する方は、こちらの記入例を参考にしてみてください。
「個人番号カード交付申請書兼電子証明書発行申請書」の記入例
記入する項目については、先ほどの「個人番号カード交付申請書」と同じ内容ですが、マイナンバーを記入する欄がありますので、番号を間違えないよう注意してください。
③郵送する
<返信用封筒をお持ちの方>
通知カードが送られてきたときに一緒に同封されていた返信用封筒には、差出有効期間が「平成29年10月4日まで」となっていますが、令和4年5月31日までは切手を貼らずに、そのまま利用することができるようになっています。
また、下記のダウンロードサイトから「宛名をプリントアウト→封筒に貼り付け→郵送する」ということも可能なので、心配な方はこちらの方法で郵送するようにしてください。(2022年5月31日までは切手不要です。)
<返信用封筒をお持ちでない方>
封筒がない場合は、下記のサイトから封筒を作成(プリントアウト→切り取り→のりつけ)して、郵送することが可能です。(2023年5月31日までは切手不要です。)
送付用の宛名と封筒作成はこちら⇒マイナンバーカード総合サイト<申請書送付封筒作成について>
④マイナンバー個人番号カード交付通知書が届く
個人番号カードの申請後、約1ヶ月ほどで市区町村から個人番号カード交付通知書(ハガキ)が届きます。この交付通知書の裏面に「住所・氏名・押印」する箇所がありますので、事前に記入しておきましょう。
この交付通知書はマイナンバー個人番号カードを受け取る際に必要になりますので、失くさないように注意してください。
また、交付手続きのときに窓口で暗証番号の設定を行いますので、事前に以下の暗証番号を決めておくと手続きがスムーズです。
1.署名用電子証明書 | 英数字6文字以上16文字以下(英字は大文字、英字と数字を組み合わせます) |
---|---|
2.利用者証明用電子証明書 | 数字4文字 |
3.住民基本台帳事務用 | 数字4文字 |
4.券面事項入力補助用 | 数字4文字 |
※2・3・4の数字4文字については、同じ暗証番号が設定できます。
⑤市区町村が指定する窓口で個人番号カードを受け取る
マイナンバー個人番号カードは交付通知書に記載されている交付場所にて受け取ることになっています。(※事前に受取予約が必要な市区町村もありますので、交付通知書の内容を確認するようにしてください。)
受け取りは原則「本人のみ」となっていますので注意してくださいね。
15歳未満のお子さんの分を受け取る場合でも、申請者本人(お子さん)の同行が必要なので、一緒に窓口に行くようにしてください。
<手続きに必要なもの(申請者本人)>
※身分証明書についてですが、顔写真付きでも2点以上必要な市区町村もありますので、手続きの前に事前に確認するようにしてください。(例:運転免許証+保険証、パスポート+保険証など)
最後に
2020年5月25日にマイナンバー通知カードは廃止されています。これから「個人番号カード」の申請してみようという方がいたら、今回記事を参考にしてみてください。
▶マイナンバー通知カード廃止です!5/25以降~通知カードは使えない?