2020年に東京で開催されるオリンピック・パラリンピックですが「ボランティアとして参加したい!」と、思っている方も多いと思います。(実は私もです。)
そこで今回は、2020年に東京で開催されるオリンピック・パラリンピックのボラティアについて、活動内容や募集条件、募集期間など、オリンピック・パラリンピック組織委員会に問い合わせて確認したことをまとめてみましたので、良かったら参考にしてみてください。
※2018年12月21日17:00でボランティアの応募は終了しました。
ボランティアの種類と活動内容
東京2020オリンピック・パラリンピックのボランティアは、オリンピック・パラリンピック組織委員会が運営する「大会ボランティア」と、都道府県が運営する「都市ボランティア」の2種類あります。
まずは、この2つのボラティアは何が違うのか?それぞれの活動内容から確認していきましょう。
大会ボランティアの活動内容
オリンピック・パラリンピック組織委員会が運営する「大会ボランティア」の活動内容は競技会場や選手村など大会関係施設で競技運営のサポートや各国から訪れたメディアをサポートするなど、大会を身近に感じることができる活動内容になっています。
ボランティアの種類と主な活動内容をまとめてみました。
<ボランティアの種類と主な活動内容>
▶ 東京オリンピック・ボランティアの募集人数は?各分野の募集人数を確認
都市ボランティアの活動内容
続いて、都道府県(東京都)が運営する都市ボランティアの活動内容を確認していきましょう。
都市ボランティアの活動内容は、以下の①②です。
①空港、主要ターミナル駅、観光地等に設置するブースにおいて、選手・大会関係者や、国内外からの旅行者に対する観光・交通案内。
②競技会場の最寄駅周辺で観客への案内など。
観客の道案内や外国人観光客の案内サポートが中心ですね。
その他、大会ボランティアや都市ボランティア以外にも、大会中に全国各地で観光案内などのボランティア活動できるような取り組みが検討されています。
それでは、「大会ボランティア」と「都市ボランティア」の募集条件や応募方法などについて、確認していきましょう。
大会ボランティアの募集内容
ここからは、大会ボランティアの「募集条件」・「募集人数」・「応募方法」・「応募期間」・「スケジュール」をまとめていますので、順番に確認していきましょう。
募集条件
ここでは、「大会ボランティア」の募集条件をまとめています。
※シフトなどによっては、10日を下回る場合があります。
▶オリンピックの大会ボランティアは最低何日から?活動期間と日数を確認
また、次のような人は、大会ボランティアとして積極的な参加が求められています。
やはり、語学力やボランティア経験のある方が優先されそうですね。
募集人数
2012年のロンドン大会では、「大会ボランティア」に約24万人の応募があり、選考の結果、大会ボランティア約7万人が参加しました。
2016年のリオ大会では、大会ボランティアには約5万人、シティホスト(都市ボランティア役として雇用された人)は約1,700人でした。
2020年の東京大会では、80,000人の大会ボランティアを募集することが決まりました!
<2018年9月20日追記>
交通費を補助する名目として活動1日あたり1,000円分のプリペイドカードが支給されることになりました。
<2018/11/13追記>
大会ボランティアの応募数は、10/5 AM10:00の時点で31,982人となっています。
募集期間
「大会ボランティア」の募集期間は、次の通りとなっています。
一次募集期間 | 2018年9月26日~12月上旬 |
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二次募集期間 | ※現在のところ未定です |
応募方法
大会ボランティアの応募は、「東京2020大会ボランティア公式サイト・応募登録」で始まっています!
そこで、「とりあえず応募をしておいて、スケジュールの調整ができなければキャンセルはできるのか?」大会ボランティア運営事務局に電話で確認してみました!
大会ボランティアのスケジュール
この中で私が気になったのは、研修期間とボランティア活動期間です。
「共通研修」は、決められた期間内で1回参加すればよいことになっていますが、「役割・会場別研修」の期間は今のところ未定です。
また、大会ボランティアの活動期間は10日以上ということで、このまま決定すると、私のような会社勤めの人間には、気軽に応募できそうにないです。
▶ 2020東京オリンピック<大会ボランティア>応募マニュアル!
では次に、都市ボランティアの募集内容を確認していきましょう。
都市ボランティアの募集内容
ここからは、都市ボランティア(東京都)の「募集条件」・「募集人数」・「応募方法」・「応募期間」・「スケジュール」をまとめていますので、順番に確認していきましょう。
募集条件
ここでは、「都市ボランティア」の募集条件をまとめています。
また、次のような人は、都市ボランティアとして積極的な参加が求められています。
▶東京オリンピック「都市ボランティア」の活動期間と参加日数を確認!
募集人数
都市ボランティアは約20,000人募集することになっています。
(2019年に開催されるラグビーワールドカップに参加するボランティアや東京観光都市ボランティア10,000人を入れると、ボランティアの人数は約30,000人となります。)
募集期間
都市ボランティアの募集期間は、今年(2018年)9月26日~12月5日正午までとなっています。
応募方法
都市ボランティア(東京都)の応募方法は、ネット・FAX・郵送の3つの応募方法があります。
全国の都市ボランティアは一般財団法人日本財団ボランティアサポートセンターHPにある「全国の都市ボランティアはこちらから」で確認することができます。
ネットで応募する場合
東京ボランティアナビの応募フォームから、応募することができます。
FAXで応募する場合
申込用紙に必要事項を記入し、下記のFAX番号へ送信してください。
申込用紙はこちらからダウンロードすることができます。⇒東京2020大会 都市ボランティア申込用紙
郵送で応募する場合
申込用紙に必要事項を記入し下記の事務局へ、郵送してください。
申込用紙はこちらからダウンロードすることができます。⇒東京2020大会 都市ボランティア申込用紙
都市ボランティアのスケジュール
都市ボランティアのスケジュールをまとめてみました。
最後に
内閣府が平成27年度に実施した「東京オリンピック・パラリンピックに関する世論調査」では、東京オリンピック・パラリンピックでのボランティア活動へ「参加したい」という回答が全体の22.7%(都区部では41.5%)でした。
理由については、「活動に参加する時間がない」というのが半数以上を占めています。確かに「大会ボランティアの10日以上」「都市ボランティアの5日以上」は、気軽に参加できる条件ではないですよね。
その他、ボランティア活動は交通費や宿泊費も実費となりますので「経済的な負担が大きい」という理由で、参加したくても参加できないという方も多いようです。